庶民の生活を描く

「風景画」 と言われますと目の前に広がる田園風景や新緑が芽吹く山々がみ水々しく描かれているような絵画作品をイメージすることができるのではないかと思われますが、「風俗画」とはいったいどのような絵画作品を指示しているのでしょうか。

「風俗画」とは、各時代における一般的な人びとの生活風景を描いたものであるなどとされているようなのです。風俗画の多くは、その時代の人びとの暮らしぶりを垣間見ることのできる貴重な資料としてのかちが高いなどとされており、有名な作品としてはムリーリョ作「蚤をとる少年」、カラッチ作「豆を食う男」などであるようです。

風俗画には何かしらの教訓が込められているものもあれば、単に庶民の生活が描かれているものもあるようです。