16～18世紀にかけてヨーロッパの各地でムーブメントを起こした芸術様式として知られている「バロック」とはどのような表現様式なのでしょうか。
一言で「バロック」と言いましても、絵画、音楽などにも用いられるためその表現を言葉で表すことは難しいと言えますが、音楽で言うところのバッハやヘンデルの音楽作品がいわゆるバロック様式を音楽として表現されたものとなるでしょう。
また絵画による「バロック」様式は、光と影を匠に描いた作品であるなどと謳われているようです。光と影の存在を作品に強調して描くことによって、描かれた場面をよりドラマティックに演出するような効果がみられるなどと考えられているようです。
光と影が織りなす明暗は、作品を目にする人々の鑑賞するポイントを絞り込むような働きを促すとともに絵画作品にストリー的な展開を感じさせる作風となるようです。