アルブレヒト・デューラーについて

アルブレヒト・デューラーは15世紀~16世紀のドイツを代表する画家です。金銀の細工食品の父の工房で画家としてのキャリアを始めました。ミヒャエル・ヴォールゲムートの工房で修行を重ねて版画の技術を身に着けたそうです。二度にわたるヴェネツィアを中心として、イタリア旅行によってジョヴァンニ・ペリーニやマンテーニャなどからルネサンス美術の洗礼を受けたそうです。宗教画だけではなく、自画像や肖像画、木版や銅板画において、たくさんの優れた仕事を残しているそうです。同時期を生きたイタリアの画家たちにとっては、高度な技術で彫られるデューラーの版画技法は、ゲルマン的な精巧で繊細な表現として強い影響力を持つものだったといわれています。ルネサンスはアルプスを挟んで北と南が相互に交流し影響しあいながら文化の質を高めたといえます。